ふくしまグリーンキャンバスとは? -about us-

浪江の子供たちとスライム(2011.7)

全国から届いた草花で遊ぶ(2011.9)

ふくしまグリーンキャンバスは、子どもたちのための場所です。
子どもたちの育みを支える大人たちの場所でもあります。

植物が生き生き育ってるしるし、青々とした葉っぱを空に向かっていっぱい広げるように、子どもたちがこの場所で色んな栄養をたくさん吸収して、元気いっぱいのしるしをキャンバスに描くように、毎日の生活を伸び伸び育んでいってほしいと思っています。

震災後、子どもたちの環境は変わってしまいました。
今の環境に対して様々な考え方、捉え方がありますが、子ども達にとって必要な「今」は変わらないものです。

グリーンキャンバス。
その栄養素は「アート」です。
アートのもつ、実体、実感覚ある実体験。
物事を楽しく、興味深く捉え、心とからだ、五感をいっぱいに使って遊び、学びます。

日常の放課後、子どもたちがランドセルを背負って立ち寄れる場所。
未就学児さんとお母さんがいっしょに体験できる場所。
屋外に不安を抱いてる方、子ども達に窮屈な思いをさせたくないと思っているお母さん、応援します。

グリーンキャンバスのはじまりはまっさらです。
何もない所から、一緒に楽しみながら成長し、作りあげていく場所になる事を願っています。

みんなで協力して紙コップピラミッドつくり

全国から集った土でつくった泥だんご

沿革

                                                                                                                                                                          
2011
5–6月
福島県二本松市へ避難している浪江町の方々へこども向け衣類、老人向け衣類、生活雑貨物資支援、避難中の子どもたちを対象に造形ワークショップを行なう。
2011
11月
福島第一原発事故に伴う、放射能による影響で屋内活動を余なくされている子どもたちのために、安達公民館にて毎月1回定期ワークショップを開催スタート
2012
1月
二本松市油井小学校の1月年生50名、2年生70名を対象に特別授業。「協力」「助け合い」をテーマに造形活動を行なう。
2012
5–2月
助成事業として造形ワークショップを再開。延べ参加人数、大人180名、子ども308名参加。
2013
2月
ふくしまグリーンキャンバス・プロジェクト発足。
2013
6月
「造形あそび」から「造形あそびワークショップ」と名称を変え、ふくしまグリーンキャンバスにて定期開催スタート。その後、「造形ワークショップ」と改名。
2013
9月
二本松市油井字中田21-5-2F ふくしまグリーンキャンバス オープン。「放課後クラブ」の前身である子どもの居場所づくりとして「放課後ひろば」を始める。
2013
3月
2013年1年間の全プロジェクトの裨益者延べ人数 大人266名、子ども499名。
2014
4月
二本松市内幼稚園、保育園に訪問し授業を行なう「訪問美術」を開始。
2014
3月
2014年1年間の全プロジェクトの裨益者延べ人数 大人1075名、子ども1907名。
2015
4月
新しい放課後の過ごし方を実践する「放課後クラブ」開始。
2016
3月
2015年度、全プロジェクトの裨益者延べ人数 大人1828名、子ども3324名。
2016
4月
二本松市より学童を受託 学童「木みどりクラブ」開始。また、放課後アート教室も継続して行う。
2017
3月
特定非営利活動法人ふくしまグリーンキャンバス設立
2021
9月
二本松市の安達にて里山で「暮らしをまなぶ・つくる」野山キャンバス・プロジェクト発進。